よくある電話でのお問い合わせに 「フッ素は無料ですか?」「フッ素はしてもらえますか?」という内容があります。
若林歯科では、虫歯予防に積極的にフッ素を利用しています。

フッ素塗布は、一定の条件で無料のものがあります。

では、みなさん(特にお母さん方)は歯科医院で行うフッ素塗布にどれくらいの効果があるかご存知でしょうか?

ちなみに、すでに虫歯で穴が開いてしまった歯にフッ素を塗っても虫歯は治りません。
フッ素は、虫歯になりにくい歯をつくる、虫歯予防のために使います。

虫歯予防のために3か月に1回歯科医院でフッ素塗布をしたとします。

どうでしょうか?

これ、はっきり言って虫歯の予防に何の効果もありません

もう一度言います。

「3か月に1回歯科医院でフッ素を塗ってもらう。」は虫歯の予防に全く効果がありません。

(ちなみに1か月に1回でも同じです。)

???ですよね。フッ素は虫歯予防に有効なのにフッ素を塗ることに意味がない???

なぜ???
では、解答です。

フッ素は虫歯予防に非常に有効であることは、海外の論文などでも沢山出ていて周知の事実です。
ただしその使い方が大事です。

フッ素は歯の表面に取り込まれて、虫歯になりにくい歯を作ってくれます。
ただ、そう簡単に取り込めるわけではないので、有効な濃度と時間が必要なのです。

有効な濃度のフッ素の溶液に歯を浸しておくことができれば、虫歯に強い歯が出来上がります。

ただし、お口の中というのは唾液が流れていたり、飲んだり食べたりしますので、有効なフッ素の濃度を長時間保つのは非常に困難です。

ではどうするのか?

できるだけ、歯がフッ素を取り込む機会を増やしてあげるわけです

歯科医院でフッ素塗布に使うフッ素は確かに高濃度ですが、3か月に1回では歯の表面にフッ素が触れている時間は一瞬です。時間が短すぎます。

なので、そこまで濃度は高くないけど毎日フッ素を使用する方が有効なのです。

若林歯科では、家庭での、フッ素入りの歯磨き剤とフッ素洗口(うがい)を推奨しています。(もちろん、毎日です。)

※子供用のフッ素入り歯磨き剤は薬局などでも販売されていますが、フッ素の濃度が低いものがあるので要注意です。 

医院に来ていただくのは、検診とお子さんが歯科医院に慣れてもらうことが目的です。
(若林歯科は、”治療のために通院する”医院ではなく、”良い状態を維持する””予防のため”の医院ですから。)

その際に高濃度のフッ素塗布を行う場合があります。

これは、日常生活で毎日フッ素を利用している子の+αの効果を期待してのことです。

3歳児健診などの際に「歯科医院でフッ素を塗ってもらいましょう」という話が出るそうですが、その時だけフッ素を塗っても効果がないことがご理解いただけたでしょうか。

もちろん、歯磨きは大切です。

ただ、海外の子供たちは結構適当に歯磨きをしているらしいです。

日本人のように決まった時間に丁寧に・・・なんてやっていません。

どうも、海外の子供たちは、歯ブラシは歯を磨く道具というより、フッ素を塗りたくるための道具と考えているようです。

あと、海外では虫歯予防のために水道水にフッ素を添加している国が多いのも事実です。

一番効果の高い予防方法なのですが、日本では導入が見送られています。

確か歯科医師会はフッ素添加推進派のはずなのに・・・・力及ばずですかね?

とにかく、フッ素を効果的に使用して、むし歯になりにくい歯をつくりましょう。

あともう一つ、虫歯予防はフッ素だけではなくキシリトールも使うとさらに効果が上がります。

その話はまた別の機会に・・・。(気になる方は若林歯科のスタッフに聞いてみてください。)