【歯ぐきの検査、したことありますか?】

豊田市若林歯科 歯科衛生士の藤井ひかりです。

1月28日(日)セミナー参加のため大阪府堺市に行ってまいりました。

今年初の院外セミナーです!

今回のテーマは「歯周組織検査」

講師は上間京子先生。

 

みなさんは歯科医院で「歯ぐきの検査」をしたことがありますか?

 

この歯ぐきの検査は保険診療下で歯石とりをするには必須の検査で、当院に初めて来院される多くの患者さんも「受けたことがある」とおっしゃいます。

しかし

「この検査で何を調べているか説明を受けたことはありますか?」

と伺うと、ほとんどの方が「聞いたことないです」「知らないです」と答えます。

 

口腔の腔は、からだの内部という意味です。

口の中は、外から触れることのできる大切でデリケートな体の内部です。

 

何を調べているか、その検査の結果から何がわかるか、検査結果が悪い場合はどんな治療ができるか、是非みなさんにも詳しく知っていただきたいと思います。

 

歯ぐきの検査(以下 歯周組織検査)は、簡単に言えば「歯周病の進行程度を調べる検査」です。

歯とその周りの組織の断面図を見てみましょう。

http://www.wakabayashishika.com/?attachment_id=4385

歯は土台となる骨(歯槽骨:しそうこつ)の中に約3分の2が埋まった状態で羅列しています。

この歯槽骨に埋まっている部分を歯根部(しこんぶ)と呼びます。

そしてその上には歯ぐき(歯肉:しにく)が覆いかぶさっています。

この歯肉が歯根部としっかりくっついていれば問題ありません。

しっかりくっついていると言っても多少の隙間は存在し、その隙間の深さは約1〜3mm。

 

その隙間を専用の計測器具(プローブ)で調べます。

これが歯周組織検査です。

http://www.wakabayashishika.com/?attachment_id=4386

しかし磨き残しや歯やそのまわりの組織にかかる過度な負荷で、歯肉が歯根部から離れてしまうことがあります。

離れるばかりか、炎症が起きて歯肉が腫れたり、血が出たり、もっと悪化すると図の右側のように歯槽骨がダメージを受けて減っていってしまう。

そうすると歯周ポケットという深い隙間が現れます。

その深さは4.5.6.7..mm。

悪化すればするほど数値は高くなったり出血しやすくなったりします。

 

私たちはこの検査の目的や意義をできるだけわかりやすくみなさんにお伝えしていきます。

 

ただし、患者さんご自身の治したい気持ちがないとこの検査結果は良くなりません。

毎日の食事、お家でのケア、健康状態、さまざまなことが起因してお口の中の疾患は悪化や改善をしていきます。

今回歯周組織検査について教えていただき、前述したポケットの深さ以外にもチェックできるポイントがとてもたくさんあることを知りました。

 

患者さんのちょっとした変化や、癖、悪影響を及ぼす原因になりかねないもの、たった一回の検査の中でたくさんの情報を得ることができます。

正しく検査結果を分析し、患者さんに適切なアドバイスをすることが求められます。

患者さんとわたしたち歯科衛生士が二人三脚で歯周病治療をしていくことが大切なのだと改めて感じました。

 

豊田市 若林歯科

歯科衛生士 藤井ひかり